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かたちは、声になる

これは、対話が残した“痕跡”

株式会社リョービツアーズ A4広告

デザインコンセプト

「千年の時を越えて、紫式部と交わる旅」

平安の雅が今なお息づく京都を舞台に、源氏物語の作者・紫式部の世界を五感で辿る一泊二日の文学体験旅行。メインビジュアルには落ち着いた紫を基調としたタイポグラフィと、優雅な筆致を想起させる和風フォントを採用し、「紫式部」という名が持つ詩的かつ知的な世界観をビジュアルで伝える。

旅の内容は、萬福寺での普茶料理、宇治平等院や源氏物語ミュージアムの見学、石山寺や上賀茂神社での祈祷参拝と、まるで千年前の空気を感じるような時空の交差点を巡る構成に。パンフレット全体には、繊細な金銀箔をイメージしたアクセントと、古典文様をモチーフとした飾り罫を使用することで、知性と優雅さを両立したデザインに仕上げている。

さらに、旅のコピー「紫式部が見つめた風景と、あなたの物語が出会う場所へ」という一文が、感受性豊かな読者の内面に語りかけ、単なる観光旅行ではなく“人生を豊かにする文学との邂逅”を演出している。

補足的な表現意図

ターゲット層:50代以上の女性を中心とした、歴史や文学に関心のある層
カラーリング:藤色〜紫を基調に、金・白をアクセントに使い、静謐で上品な印象を演出
タイポグラフィ:優雅な明朝体と、筆書き風の書体を併用し、古典的な格調高さと親しみやすさを共存
構図:上部に大きく旅のテーマを置き、下部は情報が一目で把握できるよう整理されたレイアウト
UX設計:読者が「感情 → 理解 → 申し込み」の3ステップで読み進められるストーリーデザイン

このコンセプトは、「ただの旅行」ではなく「心の旅・物語の旅」として体験価値を再定義し、広告の視覚要素とストーリーテリングの両面から強く訴求する構成です。