HANCOOK ロゴデザイン


デザインコンセプト
「五味五色のリズムを纏う、食の対話」
── 分解と再構築が導く、韓と和のバランスデザイン
このロゴは、韓国と日本、二つの文化が交差するファインダイニング「HAN COOK」において、単なる店名表示ではなく、“思想そのもの”を可視化した象徴です。
ベースには、オーナーが重視する**「陰陽五行説」と「五味五色(오미오색)」という東洋の食哲学があり、
その中にあるハングルの造形美を解体・抽出・再構築**して、ロゴのタイポグラフィに落とし込んでいます。
たとえば、アルファベットの「A」「C」「K」などの一部には、ハングルの筆致を想起させる直線と曲線の対比があり、
それが結果的に「和 × 韓」という二極のバランス=陰陽の調和を体現しています。
ブランドストーリー
「HAN COOK ─ 韓と和の、身体に届く会話」
HAN COOKが提供するのは、ただの“融合料理”ではありません。
それは、「自然と人」「色と味」「思想と食材」が交わる場所。
韓国伝統医学における五味五色──
甘・辛・酸・苦・鹹という五つの味、赤・青・黄・白・黒の五つの色。
これらは人間の五臓(肝・心・脾・肺・腎)と密接に関わり、
“食べること”が“生きること”に繋がるという東洋的な知恵そのものです。
この思想を、ハングルの文字構造からインスピレーションを受けたタイポグラフィで象徴し、
韓国(HAN)と、日本の料理文化(COOK)を“再構築というデザイン言語”で橋渡しする。
それがこのロゴに込められた、見えない物語です。
色はモノトーン(陰陽)。
余計な装飾を排したミニマリズムの中に、対極と調和の精神が宿っています。
また、HANCOOKの全てのデザインを弊社が担当しています。
備考欄
- URL
- https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131905/13200975/